青い世界にひとりきりだ
投げだされたこころ
いつのまにか見失った

君だってもう動けない
あんなに繰り返した祈りを
とうとう放した手で
何を掴みたいの

どれだけの強さなら
色めくことができたのだろう
どれだけ失くしてしまえば
あの果てのない孤独に
くちづけられたのだろう

もう見えはしない先に
待っているものがあるとしても
どこへも行けないね

時々世界は美しくて
僕はそれがかなしい






月を乞う手」 まりこ様