青を赤という彼女がいた

体のどこかがサイレンを鳴らし
気づかない振りをして
今も耳に蓋をする
青は青にしか見えなくて
目隠しをはずしても
それは変わらない

きっともう
悲しさなんて飲み込めていない

空に埋もれた森のなかで
必死に探した
想いのままに
見つけたとしても
孤独は変わらない